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笠間:奈良県桜井市笠間、石川県石川郡笠間村、横浜市戸塚区笠間町、求城県笠間市など。その意味、語源不明。風間という地名と関係あるか。山形市、長野市に風間という部落がある。笠間、風間は、ともに当て字らしい。紅み合せて作った新市町村名も、はなは、だ多いが、これも「木に竹を接いだ」ような生硬なものが多い。古来の代表的な地名の傘下に組み込むなりして、舌地名を残すとか、何とかもっと名案があったろうに、惜しいことであった。1字ずつをとって紅み合す方式でも、巧妙な、上出来の新地名もないではない。たとえば長野県南安曇(アズり郡の豊科町などがそれだ。同県下には更科、埴科(-ニシナ)、仁科、参科などの科のつく地名が多いから、豊科といえば、古くからの地名かと誰でも思うほどの、耳ざわりのよい優雅な地名で、誰だって合…

 

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海柘楢市、樺市:奈良県桜井市金星の近くにあった、わが国最古の市場。奈良朝から平安朝にかけて栄えた。長谷観音参詣の入口にあたり、椿市観音堂、椿市地蔵などがあった。海石棺をツバキと読む。椿をツバキと読むのは国訓(日本だけの意味で、中国にほ通じない)で、椿の本義は一種の長寿を保つ霊木である。ツバキイチを略して、ツバイチともいった。ツパキイチと名づけられた理由については、北島覆江氏は「万葉集大和地理」において、市場の街路樹はツバキが植えてあったからだという。軽市に槻(ツキ)の並木があったことなどからも、また平城京の東の市に「東の市の殖木(ウユキ)の樹垂(コダ)るまで」(万葉集310)の歌からも推定できるという。大分県久住山の東のふもと、もと都野村にも海石将市(ツ′ミキノイチ)があったことが貴行紀に…

 

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穴師、痛足:奈良県桜井市穴師(痛足)の穴師宮の祭神は不明とされているが、三島敏雄氏はアナシのアほ雨の略、ナは助辞のノ、シほチャム語の敬語で兄滑(ェウカシ)、高倉下(タカクラジ)、筑紫(ツタシ)などのシで、ア・ナ・シほ「雨・の・神」かという。神奈川県大山(雨降山)の阿夫利神社も「雨降神社」の意だという。

 

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